製造業のお客様だとします。会社がうまれ育った母国で、①購買・②生産・③販売を完結していた状態をスタートラインとするなら、④購買も、⑤生産も、⑥販売もすべてが、それに適したあらゆる国で行われている状態はゴールラインと呼ぶことができるでしょう。
日本企業のグローバル化の歩みは、むろん様々なパターンがありますが、その半分ぐらいは、国内の主要顧客が海外進出することで③→⑥となり、顧客の現地調達要請と生産コストダウンから②→⑤となり、いつまでもノックダウン生産しているわけにはかない、と①が④(現地)にシフトする、という流れでした。
このため購買機能のグローバル化は、④現地化された生産拠点でのローカル購買担当として細々と始まるか、あるいはトップの号令一声、①国内工場の仕入コストダウンのため本社購買が海外出張のため駆け回るか、でスタートすることが殆どでしょう。
わたくしたちは、こうしたステージでご支援に入ることがたいへん多く、このとき社長は、『わが社の購買チームは、グローバル購買をしっかりやってくれてます。』と胸を張ってご説明くださいます。むろんここまで導いてきた社長、進めてきてくれた部門長、汗をたっぷりかいてくれた担当に、私たちも最大限の賞賛をまず贈らせていただきます。馴れない外国語で、商習慣の違う相手をみきわめ、わが社の安定生産に絶対に悪影響を与えないために、どれほどの苦労をされたことでしょう!
しかしながら、とわたしたちは社長に申し上げます。ここからが肝心なのですが、これはほんの始まりにすぎないのです。(つづく)

